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こし餡とつぶ餡と日本人 

 ある時テレビでコラムニストの天野祐吉が、
「人間は(ただしこの場合はとりわけ日本人は)『こし餡』派と『つぶ餡』派に分類できる。どっちの餡が好きかでその人の生き方まで分かる。」
と話していた。こし餡派は都会的であり、つぶ餡派は野性的、男性であれば前者はブリーフをはき、後者はトランクスをはいているという。その番組では視聴者から意見を募集したりして、「確かに当たってる!」というFAXが何通も来るなど、なかなか盛り上がっていた。

 人間、とりわけ日本人を2種類に分けて考察するやり方としては、
「右脳タイプ」と「左脳タイプ」
「縄文系」と「弥生系」
「関西人」と「それ以外」
さらには、
犬派と猫派、軟派と硬派、文系と理系、ネクラとネアカ、或いはアポロンとデュオニソス・・・などがあるだろう。
  けれども30分間のテレビ番組で取り上げる材料として、「こし餡」と「つぶ餡」や「ブリーフ」と「トランクス」というおかしな分類法に、上に挙げた生真面目で学問的根拠がいかにもありそうな分類法はとてもかないそうにない。
 コラムニストという職業人が、人のこころをサッと掴むそのやり方をその時少し垣間見たような気がした。

----- Zoom In & Zoom Out -----

二つの文化と科学革命




『二つの文化と科学革命』
(みすず書房)
C.P.スノー
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[ 2008/05/31 00:44 ] TB(0) | CM(0)

ディズニーについての逆説 

 ディズニーリゾートはハリボテに過ぎない。けれどもそれは、非常に出来のよいハリボテである。

子供時代の夢から一旦醒めてしまったはずの大人ですらその「夢」の世界に惹かれるのは、ディズニーリゾートの側に、自ら徹底的に「非日常」であろうとする自覚があるからだろう。
 徹底的に「非日常」であろうとするがゆえに、その世界からは「日常」が細心の注意を払って取り除かれている。
 一見ごく普通に日常に存在しているようなものごとであってもよく見てみると、それはディズニーリゾートの世界にしか存在しないものごとへと、(ある統一された形式に則って)丁寧に写像されたものであることに気がつく。

 ディズニーはハリボテに過ぎない。けれどもそれは「非常に出来のよい」ハリボテである。
 
――或いは果たして我々の日常のものごとが、どこまでハリボテでないと言い切れるだろうか。

----- Zoom In & Zoom Out -----

ディズニーの魔法 (新潮新書)




『ディズニーの魔法』
(新潮新書)
有馬 哲夫


ディズニーリゾート150の秘密 (新潮文庫)




『ディズニーリゾート 150の秘密』
(新潮文庫)
TDR研究会議
[ 2008/05/30 22:09 ] TB(0) | CM(1)
プロフィール

studio:lamplight


■このブログについて:
 「科学と芸術、そして人間。」をテーマに、さまざまなものごとについて考えるブログです。特定の領域というよりも、領域と領域どうしの境界面のそのたたずまいに焦点を当て、張り過ぎず緩め過ぎず可能な限りバランスのとれた考察を深めることをめざしています。

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 悪意のあるものを除き、基本的にオープンです。異論反論、叱咤激励をどうぞお願いいたします。

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◆管理者プロフィール:
 1976年生まれ。東京都在住。自称、逍遙学派。歩きながら考えることで何かが見えてこないかと、今日も歩きながら考えている。このブログも文章のほとんどを、歩きながら携帯電話にて入力し、推敲を重ねている。

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