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ヤワラカなタコツボ 

 いわゆる「学際的」な試みというものは、細分化が進む知の領域におびただしく広がるタコツボとタコツボの間に、さらに新たなタコツボを作るだけではないのだろうか。その試みによって小さなタコツボどうしがまとめあげられ、細分化された知が「統合される」といったことにはなかなかなりにくいだろう。むしろ人間は、そこでまた深堀りすべき領域を新たに発見してしまう。
 しかしそれはそれでよい。すべての分野を俯瞰する「綜合的なアプローチ」をお題目として謳えば謳うほど、逆に必ず内在するであろう偏りや視野狭窄を、分かりにくくしてしまう。表面的な上澄みばかりを少しずつ集めてかき混ぜたとしても、そこには「綜合」は無い。ならば最初からタコツボをもう一つ増やすつもりで始めればよいのである。
 タコツボとはひとつの比喩に過ぎない。タコツボはタコツボでも「知のタコツボ」は時間的空間的にあらゆる他のタコツボとネットワークを張ることのできるタコツボだ。その認識さえあればよい。
 タコツボをいかにヤワラカクすることができるか。それこそが重要なのだ。(ここでそのタコツボを行き来する「タコ」がヤワラカイのは、当然の前提である)
 そもそも「全方位的な視点」など有り得るのだろうか。そんな理想状態は想定しなくともよい。或るひとつの深い視座からしっかりと宇宙を見据え、しかし同時にあらゆる他のタコツボと繋がる、問題はその覚悟がそのタコツボにあるかどうかにかかっている。

-----Zoom In Zoom Out-----

「やわらか戦車」
公式サイト

■「問題は「タコつぼ」ではなく「タコ」だった!? 「自分経営」入門」
友成 真一

■「やわらか脳―茂木健一郎「クオリア日記」」
茂木 健一郎
[ 2008/02/13 22:40 ] TB(0) | CM(0)
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■このブログについて:
 「科学と芸術、そして人間。」をテーマに、さまざまなものごとについて考えるブログです。特定の領域というよりも、領域と領域どうしの境界面のそのたたずまいに焦点を当て、張り過ぎず緩め過ぎず可能な限りバランスのとれた考察を深めることをめざしています。

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◆管理者プロフィール:
 1976年生まれ。東京都在住。自称、逍遙学派。歩きながら考えることで何かが見えてこないかと、今日も歩きながら考えている。このブログも文章のほとんどを、歩きながら携帯電話にて入力し、推敲を重ねている。

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