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現代に生きる神話 

----[北京 8月19日 ロイター]----
 英国の統計学者ケネス・ミッチェル氏は、1896年アテネ大会以降の近代オリンピックのメダリストすべての誕生日を調べたところ、星座による傾向が見つかったとしている。
 ミッチェル氏が「うお座効果」と名付けた統計的現象によると、うお座生まれの選手は、水泳や水球といった種目でのメダルがそれ以外の選手に比べて約30%多かった。また全体では、やぎ座やみずがめ座、おひつじ座生まれの金メダリストが非常に多いとしている。
 北京五輪のメダリストを見てみると、いくつかの興味深い結果が出てくる。細い剣を使って相手を突き合う競技フェンシングでは、さそり座選手の活躍が目立つ。男子サーブル個人のメダリスト3人のうち、2人がさそり座生まれだった。
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 神話を作り上げ神話の中に生きていた古代の人々と現代の我々では、脳の構造や機能にほとんど違いはないという。迷信だとか科学的裏付けだとか、そういうこととは別にして、神話的なものはこれからも絶えず人間に少なからぬ影響を与え続けるだろう。
 今現在どのような生を選び取っていようとも、人生はきっかけやタイミング如何によって無限の振れ幅を持つ。たまたま耳にした音楽に深く心を揺さぶられたとか、たまたま誰かと出会ったとか、ほんの些細なきっかけや「ゆらぎ」がその人の生に深い痕跡を残してゆく。星座、名前、血液型…。生まれた時からその人にずっと付帯している言語的情報も、決して例外ではないはずだ。
 もちろんこれらの付帯情報が直接、質的・機能的にその人の身体に作用するわけではない。けれども例えば水泳選手になろうとする者にとって、その人の星座が魚座であることが、あるいはむしろその人が自分は魚座だと「知っている」ことが、目標に突き進む動機付けや大きな方向転換に繋がることはあり得るだろう。そしておそらくそれは、本人が意識しないうちに作用を及ぼしているのだ。
 ごく小さな「ゆらぎ」であっても、それが複雑系で言うところの「バタフライ効果」でもって、その人の生に大きな変化をもたらす、そういうことはきっとあるはずだ。

 ----- Zoom In & Zoom Out -----

考える人 2008年 05月号 [雑誌]考える人 2008年 05月号

「偶有性の自然誌」
第二回 『何も死ぬことはない』 茂木健一郎


対称性人類学 カイエ・ソバージュ (講談社選書メチエ)対称性人類学 カイエ・ソバージュ
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中沢 新一



NIKE (スポーツ総合メーカー)
 この企業の名前は、ギリシア神話の勝利の女神「ニケ」に由来する。
 ルーヴル美術館収蔵の彫刻作品「サモトラケのニケ」が有名だ。
 もちろんNIKEのロゴマークは、彼女の翼を図案化したものである。
 (この女神のポーズは映画「タイタニック」でも有名になった。)
 神話はいつも、思っている以上に我々のそばに有る。
[ 2008/09/05 13:28 ] TB(0) | CM(0)
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 「科学と芸術、そして人間。」をテーマに、さまざまなものごとについて考えるブログです。特定の領域というよりも、領域と領域どうしの境界面のそのたたずまいに焦点を当て、張り過ぎず緩め過ぎず可能な限りバランスのとれた考察を深めることをめざしています。

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 1976年生まれ。東京都在住。自称、逍遙学派。歩きながら考えることで何かが見えてこないかと、今日も歩きながら考えている。このブログも文章のほとんどを、歩きながら携帯電話にて入力し、推敲を重ねている。

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